施工事例

襖(ふすま) 張替 飛田鯛よし百番保存修復プロジェクト

大阪・飛田新地。
大正時代に建てられた遊郭と街並みが今も残る、国内でも有数のエリア。

「鯛よし百番」は大阪・飛田新地の外れに佇む、大正時代に建てられた遊郭、妓楼ぎろう建築で、現在は料亭として地域からのお客様をお迎えしています。当時の遊廓建築を今日に伝える貴重な近代和風建築として高く評価されており、国の登録有形文化財に指定されています。

今も大阪の地に残る大切な文化財を守り、時代に則した形でともに歴史を紡いでいきたい。

岡田建具店様を通して、そんなプロジェクトに参加させていただきました。

詳しくは→こちら

施工前後

Before

ほぼ原形のないくらい朽ちてしまいましたが、この原画はめくって保存されます。

After

原画に忠実に、青木英明先生が新たに描かれました。縁(へり)廻しの裂地もオリジナルの色調で合わせました。

Before

4枚建ての内、左端を主に開け閉めされていたので、引手も取れてこのような状態に。

After

絵が鮮やかに再現されています。引手は、現状のものを再使用しました。

Before

一番損傷がひどい部分は、元絵がわからないほどに・・・。

After

創建当時のモノクロ写真を元に、再現されたそうです。

施工中・施工後の様子

左側2枚
右側2枚
縁(へり)廻しを張る前
縁(へり)廻しの準備中
縁(へり)を張った後に、小縁(こべり)を張ります。
創建当時は、引手に房が付いていたようです。
部屋の名前「紫苑殿」
百番の入口。後ろには、阪神高速の高架や高層マンションが。

こちらの施工例の費用目安 ※

費用は材料費等の価格に合わせて変わりますので、費用をお知りになりたい方は「お見積り」よりお問い合わせください。

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