施工事例

屏風(びょうぶ) 新調 着物再生・衝立編: Kimono Mix

傷んだ屏風、丁番(羽根)切れなど、風合いを損なう事なく修復いたします。

絵や書、中には刺しゅうや染物・着物の帯地等多岐にわたりますがこれらを総称して「本紙(ほんし)」と呼んでいます。それらをお客様の意思を反映させ、作品の「味」生かすようにデコレーション(飾りつけ)するのが我々表具師の本来の仕事です。

帯地(古布)を4種類裏打し、ヨシ紙と黒雲華紙を張った枕屏風(まくらびょうぶ)に張り込んだ「KIMONO MIX」。屏風と帯地・着物地のコラボレーションで、「たんすの肥やし」の新しい活かし方をご提案いたします。

着物リメイク~襖(ふすま)編~のリメイク作家:エコジェンヌ 藤本厚子さん

施工前後

Before

5種類の帯地を1本の枕屏風へ 

After

黒雲華紙を張った枕屏風(まくらびょうぶ)。1種類はそのままメインに、1種類は細く切り継いで両サイドのアクセントに貼り込みました。途中で柄に合わせ、ジグザグに離れているのがおわかりでしょうか?

施工中・施工後の様子

A面 黒ウンカ紙と共に2種類を使ってコントラスト際立たせシャープに
A面 黒ウンカ紙と共に2種類を使ってコントラスト際立たせシャープに
B面 ヨシ紙と共に3種類を使って色違いの象形柄を繋ぐ
B面 ヨシ紙と共に3種類を使って色違いの象形柄を繋ぐ
こちらの面は笹柄のヨシ紙を張りました。「寿」の文字をあしらい、2色に織り上げられた帯地を、半分ずつ色違いですが同じ場所で切り継ぎ、貼り込みました。少しおとなしいので、赤のアクセントもやっぱり帯地です。

こちらの施工例の費用目安 ※

※ 費用は施工当時のものです。

費用は材料費等の価格に合わせて変わりますので、費用をお知りになりたい方は「お見積り」よりお問い合わせください。

施工時期平成22年6月
施工時費用50,000円(税別)

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